114C017|第114回 歯科医師国家試験 過去問
血管平滑筋を収縮させるのはどれか。1つ選べ。
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正解: c
正答
c
この問題のポイント
血管平滑筋の収縮では、細胞内カルシウム濃度の上昇によってカルモジュリンが活性化され、ミオシン軽鎖キナーゼが働きます。ミオシン軽鎖のリン酸化が、アクチンとミオシンの相互作用を可能にします。
解説
平滑筋には骨格筋のトロポニンによる制御機構がありません。カルシウムとカルモジュリンの複合体がミオシン軽鎖キナーゼを活性化し、ミオシン軽鎖をリン酸化すると収縮が始まります。逆にcAMP依存性プロテインキナーゼAはミオシン軽鎖キナーゼを抑制し、血管平滑筋を弛緩方向へ傾けます。
公式の取扱い
厚生労働省は、この問題を「問題としては適切であるが、必修問題としては妥当でない」とし、正解者は採点対象、不正解者は採点対象から除外しています。学習上の正答はcです。
選択肢の確認
a.コリンエステラーゼ
誤り。アセチルコリンを分解する酵素で、ミオシン軽鎖を直接リン酸化しません。
b.アデニル酸シクラーゼ
誤り。ATPからcAMPを生成し、血管平滑筋では一般に弛緩系のシグナルに関与します。
c.ミオシン軽鎖キナーゼ
正しい。ミオシン軽鎖をリン酸化し、平滑筋収縮を開始させます。
d.プロテインキナーゼA
誤り。cAMPで活性化され、ミオシン軽鎖キナーゼを抑制して弛緩を促します。
e.アルカリホスファターゼ
誤り。リン酸モノエステルを加水分解する酵素で、血管平滑筋収縮の直接的な実行酵素ではありません。
覚えるポイント
- カルシウム―カルモジュリン―ミオシン軽鎖キナーゼ―ミオシン軽鎖リン酸化の順で収縮します。
- cAMP―プロテインキナーゼA系は弛緩方向です。
掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。
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