119C049|第119回 歯科医師国家試験 過去問
基礎歯科医学病理・微生物・免疫
尿ケトン体が陽性で疑われるのはどれか。2 つ選べ。
2つ選択
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正解: b・d
正答
b、d
この問題のポイント
尿ケトン体は脂肪分解が亢進したときに増加し、糖尿病と栄養飢餓状態で陽性になります。
解説
インスリン作用が不足すると、細胞がブドウ糖を利用できず、脂肪酸からケトン体を大量に産生します。糖尿病では特にインスリン欠乏時にケトアシドーシスへ進展することがあります。
絶食・飢餓でも糖質供給が不足し、エネルギー源として脂肪分解が進むため尿ケトン体が陽性になります。血糖、意識、呼吸、脱水などを合わせて緊急性を判断します。
選択肢の確認
a.肝硬変
誤り。
肝硬変では肝機能低下を認めますが、尿ケトン体陽性を示す代表的病態ではありません。
b.糖尿病
正しい。
糖尿病でインスリン作用が著しく不足すると脂肪分解とケトン体産生が亢進します。
c.尿路感染症
誤り。
尿路感染症では尿中白血球や細菌、亜硝酸塩などを認めますが、ケトン体陽性の代表原因ではありません。
d.栄養飢餓状態
正しい。
飢餓では糖質不足を補うため脂肪分解が進み、ケトン体が産生されます。
e.甲状腺機能低下症
誤り。
甲状腺機能低下症では代謝が低下し、尿ケトン体陽性を示す代表疾患ではありません。
覚えるポイント
- ケトン体は脂肪酸代謝から生じます。
- 糖尿病と飢餓で尿ケトン体陽性を考えます。
- 糖尿病ではケトアシドーシスの緊急性を評価します。