114C025|第114回 歯科医師国家試験 過去問
下顎歯肉癌患者のFDG-PET/CT(別冊No. 4A)と造影CT(別冊No. 4B)を別に示す。 転移が疑われるのはどれか。1つ選べ。

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正解: e
正答
e
この問題のポイント
下顎歯肉癌の頸部リンパ節転移は、画像上の集積部位と解剖学的リンパ節レベルを対応させます。下顎正中部の下方、左右の顎二腹筋前腹の間にあるのはオトガイ下リンパ節です。
解説
オトガイ下リンパ節は領域分類のlevel IAに相当し、オトガイ部から前方口底、下顎前歯部などのリンパ流を受けます。FDG集積は糖代謝上昇を反映しますが、炎症でも上昇するため、造影CTの大きさ、形、内部性状、原発巣からのリンパ流と統合して転移を評価します。
画像の確認
実画像では、FDG-PET/CTの横断像Aで下顎前方の正中寄りに局所的なFDG集積がみられます。造影CTの横断像と冠状断像Bでは、下顎骨の下方に円形の節状構造が対応し、オトガイ下領域のリンパ節転移が疑われます。
選択肢の確認
a.頰リンパ節
誤り。頰筋表面付近にあるリンパ節で、画像の正中前方領域とは一致しません。
b.舌リンパ節
誤り。舌と口底深部の小リンパ節で、下顎骨下方の節状構造ではありません。
c.顎下リンパ節
誤り。顎下三角のlevel IBに位置し、オトガイ下領域より外側です。
d.副神経リンパ節
誤り。頸部後三角のlevel Vにあり、画像の前方正中部と異なります。
e.オトガイ下リンパ節
正しい。下顎正中部の下方に位置するlevel IAのリンパ節です。
覚えるポイント
- level IAはオトガイ下、level IBは顎下リンパ節です。
- PETの集積とCTの解剖学的位置を重ねて判断します。
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