114C024|第114回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯科補綴学

ブリッジ製作用の作業用模型の写真(別冊No. 3)を別に示す。 この模型について正しいのはどれか。2つ選べ。

114C024の問題画像
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正解: a・e

正答

a、e

この問題のポイント

ブリッジの作業用模型では、支台歯の歯型を模型から取り外し、マージンと隣接面のワックスパターンを全周から調整できる構造が重要です。写真は二本のダウェルピンを用いた可撤式歯型です。

解説

二本の平行なダウェルピンは可撤式歯型の挿入路を規定し、水平的な回転を防ぎます。歯型を隣在歯から分離できるため、隣接面歯頸部のマージンを明視し、ワックスの追加・削除を行えます。印象体への石膏注入は原則として1回で模型の一体性を保ちます。

画像の確認

実画像では、支台歯部の模型が切り分けられ、基底部から平行な二本の金属ピンが出た複数の可撤式歯型が示されています。二本のピンによって単一ピンの周囲での回転が抑えられ、取り外した歯型で隣接面歯頸部へ直接器具を到達させられます。

選択肢の確認

a.歯型の回転を防止する。
正しい。二本のダウェルピンが回転防止機構として働きます。

b.印象体に石膏を2回注入する。
誤り。同じ印象体へ二度注入する複模型法を示す構造ではありません。

c.歯型の浮き上がりを抑制する。
誤り。二本のピンの主な役割は挿入路の規定と回転防止であり、浮き上がりをロックする構造ではありません。

d.ダイロックトレーを使用する。
誤り。写真はトレーの溝で歯型を定位する方式ではなく、金属ダウェルピンを用いる方式です。

e.隣接面歯頸部のワックスパターン調整が容易である。
正しい。歯型を取り外せるため、隣在歯に遮られる部位も明視して調整できます。

覚えるポイント

  • 二本のダウェルピンは歯型の回転を防ぎます。
  • 可撤式歯型は隣接面マージンのワックス調整に有利です。

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