114C023|第114回 歯科医師国家試験 過去問
矯正歯科治療における歯根吸収のリスクファクターはどれか。3つ選べ。
3つ選択
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正解: a・b・c
正答
a、b、c
この問題のポイント
矯正歯科治療に伴う外部性歯根吸収は、特に根尖部に強い圧迫が繰り返されると起こりやすくなります。歯の圧下、往復運動であるジグリング、過大な矯正力は代表的な治療関連リスクです。
解説
過大な矯正力は歯根膜の広範な虚血と透明化を生じ、修復の過程でセメント質や象牙質の吸収を促します。圧下では力が根尖部に集中しやすく、ジグリングでは圧迫側が短期間に反復するため、歯根吸収リスクが上がります。既往歴、根形態、治療期間などの個体因子も含めて画像で経過をみます。
選択肢の確認
a.歯の圧下
正しい。力が根尖周囲に集中しやすく、根尖部吸収のリスクになります。
b.ジグリング
正しい。歯が往復し、歯根膜の圧迫と解放が繰り返されることで吸収を促します。
c.過大な矯正力
正しい。広範な歯根膜障害を生じ、歯根吸収の危険を高めます。
d.バンドの緩み
誤り。装置の不安定化やプラーク停滞の原因にはなりますが、歯根吸収の代表的リスク因子ではありません。
e.口腔衛生状態の不良
誤り。齲蝕や歯肉炎のリスクですが、機械的な外部性歯根吸収の直接的因子ではありません。
覚えるポイント
- 圧下、ジグリング、過大な矯正力は歯根吸収リスクです。
- 強すぎる力ではなく、適切な弱い持続力を用います。
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