119A016|第119回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯科矯正学
矯正歯科治療における診断でローアングルの特徴はどれか。1 つ選べ。
解答・解説を見る
正解: a
正答
a
この問題のポイント
矯正診断のローアングルは、下顎下縁平面角が小さく、下顔面高が小さい低角型の顔面骨格を示します。
解説
ローアングルでは下顎枝が比較的直立し、下顎下縁平面の傾斜と下顎角が小さくなります。咀嚼筋が発達して咬合力が強いことが多く、過蓋咬合を伴いやすいのが特徴です。
対照的にハイアングルでは、下顎下縁平面が急傾斜し、下顔面高が増大し、開咬傾向や咬合力低下がみられます。
選択肢の確認
a.下顎角の狭小
正しい。
ローアングルでは下顎角が小さく、下顎下縁平面も平坦になる傾向があります。
b.咬合力の減少
誤り。
ローアングルは一般に咀嚼筋が発達し、咬合力が強い傾向があります。咬合力の減少はハイアングルと関連します。
c.下顔面高の過大
誤り。
ローアングルでは下顔面高は小さくなりやすく、過大になるのはハイアングルの特徴です。
d.オーバーバイトの減少
誤り。
ローアングルでは過蓋咬合を伴いやすく、オーバーバイトは増大する傾向があります。
e.下顎下縁平面の急傾斜
誤り。
下顎下縁平面の急傾斜はハイアングルの特徴です。ローアングルでは傾斜が緩やかです。
覚えるポイント
- ローアングルは下顎下縁平面角と下顎角が小さい低角型です。
- ローアングルは強い咬合力、短い下顔面高、過蓋咬合と結び付けます。
- ハイアングルは急傾斜、長い下顔面高、開咬傾向です。