114C027|第114回 歯科医師国家試験 過去問
舌の腫脹を主訴として来院した患者の口腔内写真(別冊No. 5A)とある口腔内検査の画像(別冊No. 5B)を別に示す。 画像形成に最も関係するのはどれか。1つ選べ。

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正解: b
正答
b
この問題のポイント
超音波エラストグラフィは、組織に加わる圧に対する変形のしやすさ、またはせん断波の伝播速度から組織の硬さを画像化する検査です。色の分布は血流そのものではなく、硬さの相対的な違いを表します。
解説
エラストグラフィでは、外力に対して硬い組織は変形しにくく、軟らかい組織は変形しやすいという性質を利用します。通常の超音波形態像に加えて硬さの分布を評価でき、腫瘤性病変の質的評価の補助になります。血流速度はDoppler法、糖代謝はFDG-PET、水分子拡散は拡散強調MRI、エックス線減弱はCTなどに対応します。
画像の確認
実画像では、Aの舌縁部に表面が白色で不均一な外向性腫瘤がみられます。Bは超音波Bモード像にカラーマップを重ね、下段に圧迫に伴う変形の波形を示すエラストグラフィで、組織の硬さに関係する画像です。
選択肢の確認
a.血流の速度
誤り。血流の方向や速度は超音波Doppler法で評価します。
b.組織の硬さ
正しい。圧迫などに対するひずみの違いを色で表し、硬さを画像化します。
c.糖代謝の量
誤り。ブドウ糖類似体の集積を用いるFDG-PETが対応します。
d.水分子の拡散状態
誤り。水分子のブラウン運動は拡散強調MRIで画像化します。
e.エックス線減弱の程度
誤り。エックス線減弱係数はCT値などとして利用されます。
覚えるポイント
- エラストグラフィは組織の硬さを画像化します。
- カラー表示でも、Doppler血流像とは限らないことに注意します。
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