114D019|第114回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯科放射線学

放射線治療における晩期反応組織はどれか。1つ選べ。

解答・解説を見る

正解: b

正答

b

この問題のポイント

細胞回転が遅く、障害が治療後しばらくして現れる代表的な晩期反応組織は脊髄です。

解説

放射線に対する正常組織反応は、発現時期から早期反応と晩期反応に分けられます。粘膜や骨髄のように細胞回転が速い組織では、幹細胞・前駆細胞の障害が治療中から治療後早期に顕在化します。一方、脊髄など細胞回転が遅い組織では、血管障害やグリア細胞障害などが時間をかけて進み、数か月から数年後に放射線脊髄症として現れ得ます。

晩期反応組織は一般に1回線量の影響を強く受け、耐容線量を超えると不可逆的な障害につながるため、分割照射計画で厳格な線量制約が設けられます。選択肢では脊髄が最も典型的です。

公式の取扱い

厚生労働省は、問題としては適切であるものの必修問題としては妥当でないとして、正解者には得点を与え、不正解者については採点対象から除外しています。

選択肢の確認

a.骨髄
誤り。
造血細胞の回転が速く、骨髄抑制は早期反応として現れます。

b.脊髄
正しい。
放射線脊髄症は潜伏期間を経て発症する代表的な晩期障害です。

c.粘膜
誤り。
上皮細胞の更新が速く、粘膜炎は治療中からみられる早期反応です。

d.皮膚
誤り。
皮膚には早期・晩期の変化がありますが、設問の代表的な晩期反応組織としては脊髄が適切です。

e.生殖腺
誤り。
放射線感受性は高いものの、本問で問う典型的な晩期反応組織の分類では脊髄を選びます。

覚えるポイント

  • 脊髄は晩期反応組織の代表です。
  • 骨髄・粘膜は細胞回転が速い早期反応組織です。
  • 晩期障害は1回線量の影響が大きく、不可逆的になり得ます。

掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。

問題文・正答・解説に誤りを見つけたら、この問題の誤りを報告する([email protected])までお知らせください。確認して修正します。

関連問題

← 114D018114D020 →
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)