114D020|第114回 歯科医師国家試験 過去問

基礎歯科医学生理・生化学・薬理

骨芽細胞の分化を促進する分子はどれか。1つ選べ。

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正解: a

正答

a

この問題のポイント

BMP-2は骨形成を誘導し、間葉系幹細胞から骨芽細胞への分化を促進する分子です。

解説

BMP〈bone morphogenetic protein〉-2はTGF-βスーパーファミリーに属する増殖・分化因子です。受容体を介してSmad経路などを活性化し、Runx2やosterixといった骨芽細胞分化に重要な転写因子の発現を促して、骨基質形成と石灰化へ導きます。

他の選択肢は主として骨吸収側に働くか、骨形成を抑制します。RANKLは破骨細胞前駆細胞のRANKへ作用して破骨細胞分化を促し、IL-1も骨吸収を促進します。Cathepsin Kは成熟破骨細胞が骨基質を分解する酵素です。Sclerostinは骨細胞から分泌され、Wntシグナルを抑えて骨形成を抑制します。

選択肢の確認

a.BMP-2
正しい。
骨芽細胞系への分化を誘導し、骨形成を促進します。

b.Cathepsin K
誤り。
破骨細胞が分泌し、骨基質のI型コラーゲンなどを分解するプロテアーゼです。

c.IL-1
誤り。
炎症性サイトカインで、RANKL発現などを介して骨吸収を促進します。

d.RANKL
誤り。
破骨細胞前駆細胞の分化・活性化に必須で、骨芽細胞分化を促す分子ではありません。

e.Sclerostin
誤り。
Wnt/β-catenin経路を抑制して、骨芽細胞による骨形成を抑えます。

覚えるポイント

  • BMP-2は骨芽細胞分化と骨形成を促進します。
  • RANKLは破骨細胞分化、Cathepsin Kは骨基質分解を担います。
  • SclerostinはWntシグナルを抑えて骨形成を抑制します。

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