115A012|第115回 歯科医師国家試験 過去問
基礎歯科医学口腔解剖・組織・発生
多形腺腫の発生頻度が最も高いのはどれか。 1つ選べ。
解答・解説を見る
正解: b
正答
b
この問題のポイント
多形腺腫の好発部位について、全唾液腺と口腔内小唾液腺を分けて考えることが重要です。
解説
多形腺腫は代表的な良性唾液腺腫瘍です。全体では耳下腺に最も多く発生しますが、選択肢は口腔内の部位です。
口腔内の小唾液腺に生じる多形腺腫は、口蓋、特に硬口蓋と軟口蓋の移行部付近に好発します。通常は緩徐に増大する無痛性腫瘤としてみられます。
ひっかけポイント
「唾液腺腫瘍全体では耳下腺」「口腔内小唾液腺では口蓋」を分けて覚えます。
選択肢の確認
a.舌
誤り。
舌にも小唾液腺はありますが、多形腺腫の口腔内好発部位としては口蓋より頻度が低い部位です。
b.口 蓋
正答。発生頻度が最も高い部位です。
小唾液腺が豊富で、口腔内に発生する多形腺腫の代表的な好発部位です。
c.口 底
誤り。
口底には舌下腺がありますが、多形腺腫の発生頻度は口蓋より低く、本問の最頻部位ではありません。
d.歯 肉
誤り。
歯肉には小唾液腺がほとんど存在しないため、唾液腺由来腫瘍の好発部位ではありません。
e.頰粘膜
誤り。
頰粘膜にも小唾液腺があり多形腺腫が生じることはありますが、口蓋より頻度は低いです。
覚えるポイント
- 多形腺腫は代表的な良性唾液腺腫瘍です。
- 全体の好発部位は耳下腺です。
- 口腔内小唾液腺での好発部位は口蓋です。