115B007|第115回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
訪問歯科診療で診察時に用いる器具の写真 (別冊No. 1 )を別に示す。 確認できるのはどれか。 1つ選べ。

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正解: d
正答
d
この問題のポイント
口腔から直接観察しやすい解剖構造と、内視鏡や画像検査が必要な深部構造を区別します。口蓋 扁桃は中咽頭にあり、口腔から観察できます。
解説
口蓋 扁桃は、口蓋舌弓と口蓋咽頭弓の間にある扁桃窩に位置します。舌を適切に圧排し、口腔・咽頭部を照明することで、発赤、腫脹、白苔、左右差などを確認できます。
訪問歯科診療では、摂食嚥下機能や口腔・咽頭の状態を評価するため、携帯可能な診察器具を用いることがあります。本問の画像は具体的な器具形態の確認が重要ですが、選択肢の中で口腔から直接確認できる代表的構造は口蓋 扁桃です。
画像の確認
実画像では、点灯したペンライトと木製舌圧子が並べて示されている。舌を圧排し口腔・中咽頭を照明して観察する組合せであり、口蓋舌弓と口蓋咽頭弓の間にある口蓋扁桃を確認できるという正答を支える。
選択肢の確認
a.声 帯
誤り。
声帯は喉頭内にあり、通常の口腔内診察だけでは直接確認できません。喉頭鏡や経鼻・経口内視鏡などが必要です。
b.顎下腺
誤り。
顎下腺本体は下顎骨内側から顎下部に位置し、口腔内から直接観察する構造ではありません。双手診や画像検査で評価し、口腔内では顎下腺管開口部を確認できます。
c.咽頭 扁桃
誤り。
咽頭 扁桃は上咽頭の天蓋・後壁にあり、口腔からの通常診察では直接見えにくい部位です。経鼻内視鏡などで評価します。
d.口蓋 扁桃
正しい。
口蓋 扁桃は口蓋舌弓と口蓋咽頭弓の間にあり、舌を圧排して中咽頭を観察することで確認できます。
e.梨状陥凹
誤り。
梨状陥凹は喉頭咽頭にある深部構造です。通常の口腔内診察だけでは十分に観察できず、内視鏡などが必要です。
覚えるポイント
- 口蓋 扁桃は、口蓋舌弓と口蓋咽頭弓の間にあります。
- 咽頭 扁桃は上咽頭、声帯と梨状陥凹はより深部に位置します。
- 顎下腺本体は視診ではなく、触診や画像検査で評価します。