115B008|第115回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
男性に多くみられるのはどれか。 1つ選べ。
解答・解説を見る
正解: a
正答
a
この問題のポイント
疾患の性差を問う問題です。選択肢のうち、男性に多い代表的疾患は痛 風です。
解説
痛 風は、高尿酸血症を背景に尿酸塩結晶が関節内へ析出し、急性関節炎を起こす疾患です。一般に男性に多く、特に中年以降で頻度が高くなります。
閉経前女性では、エストロゲンが尿酸排泄を促進するため、血清尿酸値が比較的低く保たれます。閉経後には女性でも尿酸値が上昇し、痛風の頻度が増加します。
一方、Basedow 病、関節リウマチ、Sjögren 症候群、全身性エリテマトーデスはいずれも自己免疫機序が関係し、女性に多い疾患です。
歯科国試ではここを押さえる
痛風は男性に多い、代表的な全身性自己免疫疾患は女性に多いと整理します。
選択肢の確認
a.痛 風
正しい。
高尿酸血症を背景に生じる結晶誘発性関節炎で、一般に男性に多くみられます。
b.Basedow 病
誤り。
Basedow 病は甲状腺刺激性自己抗体による甲状腺機能亢進症で、女性に多くみられます。
c.関節リウマチ
誤り。
関節リウマチは慢性の炎症性自己免疫疾患で、女性に多くみられます。顎関節が障害されることもあります。
d.Sjögren 症候群
誤り。
Sjögren 症候群は唾液腺・涙腺を主に障害する自己免疫疾患で、圧倒的に女性に多く、口腔乾燥を生じます。
e.全身性エリテマトーデス
誤り。
全身性エリテマトーデスは多臓器を障害する自己免疫疾患で、妊娠可能年齢の女性に多くみられます。
覚えるポイント
- 痛 風は男性に多く、尿酸塩結晶によって関節炎を起こします。
- Basedow 病、関節リウマチ、Sjögren 症候群、全身性エリテマトーデスは女性に多い疾患です。
- Sjögren 症候群では唾液分泌低下による口腔乾燥に注意します。