115C018|第115回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯科補綴学
クラウンブリッジの生物学的要件はどれか。 1つ選べ。
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正解: c
正答
c
この問題のポイント
クラウンブリッジの要件は、生物学的・機械的・機能的・審美的・技術的要件に分けて整理します。良好な辺縁適合性は歯と歯周組織を守る生物学的要件です。
解説
クラウンの辺縁が支台歯へ適合していないと、セメントの露出・溶解やプラーク停滞が起こりやすくなります。その結果、二次齲蝕、歯肉炎、歯周炎、知覚過敏、歯髄刺激などの原因となります。
良好な辺縁適合性は、支台歯と歯周組織の健康を維持するための要件なので、生物学的要件に分類されます。
他の要件は次のように整理できます。
- 加工性:技術的要件
- 咀嚼能力:機能的要件
- 強度:機械的要件
- 色調:審美的要件
選択肢の確認
a.優れた加工性
誤り。
補綴装置を製作・調整しやすい性質であり、主に技術的要件です。生体組織の健康を直接表す要件ではありません。
b.高い咀嚼能力
誤り。
咀嚼機能を回復することは機能的要件です。生物学的要件の分類ではありません。
c.良好な辺縁適合性
正しい。
プラーク停滞、セメント溶解、二次齲蝕、歯周組織への刺激を抑え、支台歯と周囲組織を保護します。
d.咬合力に耐える強度
誤り。
破折や変形を防ぐための機械的要件です。材料選択や補綴装置の厚さと関係します。
e.周囲と調和した色調
誤り。
天然歯や歯肉と調和する外観を得るための審美的要件です。
覚えるポイント
- 辺縁適合性は生物学的要件です。
- 強度は機械的、咀嚼能力は機能的、色調は審美的要件です。
- 不適合な辺縁は二次齲蝕と歯周炎の原因になります。