115C036|第115回 歯科医師国家試験 過去問
基礎歯科医学生理・生化学・薬理
脂質代謝の指標となる検査項目はどれか。 1つ選べ。
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正解: e
正答
e
この問題のポイント
脂質代謝を評価する代表的検査には、総コレステロール、LDLコレステロール、HDLコレステロール、トリグリセリドなどがあります。
解説
トリグリセリドは中性脂肪とも呼ばれ、脂肪酸とグリセロールから構成されます。食事由来の脂質や肝臓で合成された脂質として血中を運ばれ、エネルギー源や脂肪組織の貯蔵エネルギーになります。
血中トリグリセリド高値は、肥満、糖尿病、過剰飲酒、脂質異常症などと関連します。採血条件、とくに食事の影響を受けやすいため、検査の目的に応じて空腹時採血などの条件を確認します。
他の選択肢は、ALTが肝細胞障害、HbA1cが中長期的な血糖状態、フェリチンが貯蔵鉄、クレアチニンが腎機能の指標です。
選択肢の確認
a.ALT
誤り。
ALTは主に肝細胞内に存在する酵素で、肝細胞障害の指標として用います。脂質代謝を直接評価する検査項目ではありません。
b.HbA1c
誤り。
HbA1cは過去1〜2か月程度を中心とした平均的な血糖状態を反映し、糖代謝の指標です。
c.フェリチン
誤り。
フェリチンは体内の貯蔵鉄を反映します。鉄欠乏や鉄過剰、炎症などの評価に用います。
d.クレアチニン
誤り。
クレアチニンは筋代謝産物で、血清濃度や推算糸球体濾過量を腎機能評価に用います。
e.トリグリセリド
正しい。
トリグリセリドは血中の中性脂肪であり、脂質代謝や脂質異常症を評価する代表的検査項目です。
覚えるポイント
- トリグリセリドは脂質代謝の指標です。
- HbA1cは糖代謝、クレアチニンは腎機能を評価します。
- ALTは肝細胞障害、フェリチンは貯蔵鉄の指標です。