115C085|第115回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
手段的日常動作〈IADL〉の評価項目はどれか。 2つ選べ。
2つ選択
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正解: d・e
正答
d、e
この問題のポイント
手段的日常生活動作〈IADL〉は、地域で自立して生活するために必要な、より複雑な活動を評価します。電話の使用と外出時の移動が該当します。
解説
日常生活動作は、基本的ADLとIADLに分けて考えます。
基本的ADLは、食事、入浴、更衣、排泄、移乗、歩行など、生命維持と身の回りの動作です。
IADLは、基本的ADLより複雑で、社会生活を自立して送るために必要な能力です。代表的には、電話の使用、買い物、食事の準備、家事、洗濯、交通手段の利用、服薬管理、金銭管理などが含まれます。
電話を適切に使用するには、番号の理解、相手とのやり取り、機器操作など複数の認知・運動機能が必要です。外出時の移動も、交通機関や移動手段を選び、安全に目的地へ行く能力を含むためIADLです。
高齢者歯科でのポイント
IADLが低下すると、予約管理、通院、服薬、義歯管理、口腔清掃用品の購入などにも影響します。介護者や多職種との連携が必要です。
選択肢の確認
a.食 事
誤り。
自分で食物を口へ運び摂取する能力は、基本的ADLの評価項目です。
b.入 浴
誤り。
身体を洗い浴槽へ出入りする能力は、基本的ADLに含まれます。
c.階段の昇降
誤り。
移動能力に関する基本的ADLとして評価されます。社会生活上の複雑な手段的動作ではありません。
d.電話の使用
正しい。
機器操作、番号の理解、会話などを必要とする社会生活上の複雑な活動で、IADLの代表項目です。
e.外出時の移動
正しい。
交通手段の選択・利用や目的地への移動能力を含み、IADLとして評価されます。
覚えるポイント
- 基本的ADLは食事、入浴、排泄、移動などです。
- IADLは電話、買い物、交通、服薬、金銭管理などです。
- IADLは認知機能低下の早期から障害されやすい項目です。