115D067|第115回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
スポーツマウスガードの製作で適切なのはどれか。 1つ選べ。
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正解: c
正答
c
この問題のポイント
スポーツマウスガードの維持、被覆範囲、厚さ、咬合調整に必要な基本的製作条件を問う問題です。
解説
カスタムメイドのスポーツマウスガードは、外傷時の衝撃を吸収・分散し、歯、歯周組織、口腔軟組織を保護します。通常は上顎歯列を十分に被覆し、脱落しない維持力、適切な辺縁、呼吸や会話を妨げない厚さを確保します。
咬合採得は患者の安定した咬頭嵌合位で行い、対合歯との均等で安定した接触を付与します。過大な咬合挙上や短すぎる被覆は避けます。
選択肢の確認
a.硬口蓋をすべて覆う。
誤り。
歯列の維持と保護に必要な範囲は覆いますが、硬口蓋全体を被覆すると異物感、発音、呼吸への影響が大きくなります。
b.咬合を10 mm 挙上する。
誤り。
10mmの咬合挙上は過大で、装着感、顎位、呼吸、競技中の保持に悪影響を与えます。必要な材料厚を確保しつつ最小限の挙上とします。
c.咬合採得は咬頭嵌合位で行う。
正しい。
日常的に安定した咬頭嵌合位で採得し、対合歯との均等な接触を形成することで、衝撃を分散し装着時の顎位を安定させます。
d.咬合面は第二小臼歯まで覆う。
誤り。
臼歯部を含めた歯列全体で維持と衝撃分散を得る必要があります。第二小臼歯まででは第一・第二大臼歯が被覆されず、範囲が不足します。
e.唇頰側辺縁は歯頸部に設定する。
誤り。
辺縁を歯頸部だけにすると維持力と歯槽部の保護が不十分です。可動粘膜や小帯を避けながら、歯肉側へ適切に延長します。
覚えるポイント
- マウスガードは歯列を十分に被覆し、維持と衝撃分散を確保します。
- 咬合採得は安定した咬頭嵌合位で行います。
- 過大な咬合挙上、硬口蓋全被覆、短い臼歯部被覆は不適切です。