115D081第115回 歯科医師国家試験 過去問

歯科医学総合総合問題

エナメル質石灰化において有機質の残存により生じるのはどれか。 2つ選べ。

2つ選択
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正解: a・b

正答

a、b

この問題のポイント

エナメル質内に有機質が比較的多く残る構造と、成長線・光学的構造を区別します。

解説

エナメル叢とエナメル葉は、エナメル質の石灰化が相対的に不十分で、有機質を多く含む構造です。エナメル叢はエナメル象牙境から小束状に伸び、エナメル葉はエナメル質表面からエナメル象牙境方向へ薄板状に伸びます。これに対し、Retzius線条はエナメル質形成の周期性を示す成長線、Schreger線条はエナメル小柱の走行変化による光学的縞模様、エナメル小柱の横紋は小柱形成の周期性を反映します。

選択肢の確認

a.エナメル叢
正しい。
低石灰化で有機質に富む小束状の構造です。
b.エナメル葉
正しい。
有機質を多く含む薄板状の低石灰化構造です。
c.Retzius 線条
誤り。
エナメル質形成の長周期性を示す成長線です。
d.Schreger 線条
誤り。
エナメル小柱群の走行方向の違いによって生じる光学的な明暗です。
e.エナメル小柱の横紋
誤り。
エナメル芽細胞の分泌活動の短周期性を反映する構造です。

覚えるポイント

有機質残存は「叢・葉」。成長の周期は「Retzius線条・横紋」、小柱走行の光学像は「Schreger線条」です。

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