116A029|第116回 歯科医師国家試験 過去問
基礎歯科医学口腔解剖・組織・発生
摂食嚥下リハビリテーションにおける頭部挙上訓練により機能回復が期待できる 筋はどれか。3 つ選べ。
3つ選択
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正解: b・d・e
正答
b、d、e
この問題のポイント
頭部挙上訓練〈Shaker訓練〉は舌骨上筋群を強化し、嚥下時の喉頭挙上と食道入口部開大を改善します。
解説
頭部挙上訓練では仰臥位で頭部を挙上し、つま先を見るように保持・反復します。これにより舌骨上筋群が強化され、嚥下時の舌骨・喉頭の前上方移動と上部食道括約筋の開大が促されます。
舌骨上筋群には顎舌骨筋、顎二腹筋、オトガイ舌骨筋、茎突舌骨筋などがあります。選択肢では顎舌骨筋、顎二腹筋前腹、オトガイ舌骨筋が該当します。
摂食嚥下のポイント
喉頭挙上不足や食道入口部開大不全に対する訓練として整理します。
選択肢の確認
a.咬 筋
誤り。
咬筋は下顎挙上を行う咀嚼筋で、頭部挙上訓練の主な強化対象である舌骨上筋群ではありません。
b.顎舌骨筋
正しい。
顎舌骨筋は舌骨上筋群で、舌骨・喉頭の挙上に関与します。
c.茎突舌筋
誤り。
茎突舌筋は舌を後上方へ引く外舌筋であり、舌骨上筋群ではありません。
d.顎二腹筋前腹
正しい。
顎二腹筋前腹は舌骨上筋群で、舌骨挙上と下顎運動に関与します。
e.オトガイ舌骨筋
正しい。
オトガイ舌骨筋は舌骨上筋群で、舌骨を前上方へ移動させ、食道入口部開大に寄与します。
覚えるポイント
- 頭部挙上訓練は舌骨上筋群を強化します。
- 顎舌骨筋、顎二腹筋前腹、オトガイ舌骨筋が該当します。
- 目的は喉頭前上方移動と食道入口部開大の改善です。