116A031|第116回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
晩期死体現象はどれか。2 つ選べ。
2つ選択
解答・解説を見る
正解: b・d
正答
b、d
この問題のポイント
死後変化を、死亡直後からみられる早期死体現象と、組織分解が進んでからみられる晩期死体現象に分類します。
解説
死亡後には循環・代謝の停止に続いて、死体冷却、死斑、死体硬直などが現れます。これらは早期死体現象です。
時間の経過とともに細胞内酵素による自家融解が進み、さらに微生物の作用による腐敗が起こります。これらは晩期死体現象に分類されます。
ひっかけポイント
「死後に起こる現象」というだけでまとめず、出現時期と機序で分けます。
選択肢の確認
a.死 斑
誤り。
死斑は血液が重力により低位部へ移動して生じる早期死体現象です。
b.腐 敗
正しい。
腐敗は細菌などの作用で組織が分解される晩期死体現象です。
c.冷 却
誤り。
冷却は産熱停止後に体温が環境温へ近づく早期死体現象です。
d.自家融解
正しい。
自家融解は細胞内酵素によって自己組織が分解される晩期死体現象です。
e.死体硬直
誤り。
死体硬直はATP枯渇により筋が硬直する早期死体現象です。
覚えるポイント
- 早期死体現象は死斑、冷却、死体硬直です。
- 晩期死体現象は自家融解と腐敗です。
- 自家融解は自己酵素、腐敗は主に微生物の作用です。