116A032第116回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯周病学

歯周炎患者の口内法エックス線画像からわかるのはどれか。1 つ選べ。

解答・解説を見る

正解: c

正答

c

この問題のポイント

口内法エックス線画像で直接評価できる硬組織所見を選びます。臨床診査や組織学的概念を画像所見と混同しません。

解説

歯周炎の口内法エックス線画像では、歯槽骨頂の高さ、歯根膜腔、歯槽硬線、歯石、不透過像、根分岐部の骨透過像などを確認します。骨吸収が歯根面に沿って斜めに進む垂直性骨吸収は画像で評価できます。

一方、根面溝やエナメル突起は形態異常で、通常の画像だけでは確実な診断が困難です。生物学的幅径は組織学的・臨床的概念です。Glickman分類は根分岐部病変を臨床所見も含めて判定します。

エックス線画像で見るポイント
歯槽骨頂の位置、骨吸収の方向、歯根膜腔、根分岐部、歯石を順に確認します。

選択肢の確認

a.根面溝
誤り。
根面溝は歯根表面の形態で、通常の口内法エックス線画像から確実に判定する所見ではありません。

b.エナメル突起
誤り。
エナメル突起は根分岐部付近の形態異常ですが、画像だけで確実に把握できるとは限りません。

c.垂直性骨吸収
正しい。
垂直性骨吸収は歯槽骨頂が歯根面に沿って斜めに低下する像として口内法エックス線画像で評価できます。

d.生物学的幅径
誤り。
生物学的幅径は接合上皮と歯肉結合組織性付着からなる組織学的概念で、画像から直接測定するものではありません。

e.Glickman の分類
誤り。
Glickmanの分類は根分岐部病変の進行度分類で、プロービングなどの臨床診査を含めて判定します。画像単独で確定しません。

覚えるポイント

  • 口内法画像で垂直性骨吸収を評価できます。
  • 生物学的幅径は組織学的・臨床的概念です。
  • 根分岐部病変は画像とプロービングを組み合わせます。

関連問題

116A031116A033
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)