119A049|第119回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯周病学
抗菌薬の経口投与と比較した歯周治療におけるLDDS の特徴で正しいのはどれ か。2 つ選べ。
2つ選択
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正解: b・c
正答
b、c
この問題のポイント
LDDSは抗菌薬を歯周ポケットへ局所投与し、少量で高い局所濃度を長時間維持する方法です。
解説
局所薬物配送システム〈LDDS〉では、薬剤を担体に保持させて歯周ポケットへ投与します。経口投与に比べて全身曝露を抑えつつ、病変部で有効濃度を持続させやすい点が特徴です。
ただし、LDDSはプラークコントロールやSRPの代替ではありません。機械的デブライドメントを基本とし、必要な部位へ補助的に用います。
選択肢の確認
a.投与量が多い。
誤り。
局所へ直接投与するため、経口投与より総投与量を少なくできるのが利点です。
b.作用時間が長い。
正しい。
徐放性担体により歯周ポケット内で薬剤が保持され、作用時間を長くできます。
c.副作用が少ない。
正しい。
全身への薬剤曝露が少ないため、経口投与に比べて全身性副作用を減らしやすい方法です。
d.局所有効濃度が低い。
誤り。
病変部へ直接投与するため、局所有効濃度は高く保ちやすくなります。
e.腸内細菌叢への影響が大きい。
誤り。
全身投与量が少ないため、腸内細菌叢への影響は経口投与より小さくできます。
覚えるポイント
- LDDSは少量・高局所濃度・持続作用が特徴です。
- 全身性副作用と腸内細菌叢への影響を抑えやすい方法です。
- 歯周基本治療の補助であり、SRPの代替ではありません。