116B022第116回 歯科医師国家試験 過去問

歯科医学総合総合問題

Eichner の分類C1 症例の咬合高径決定で考慮すべきなのはどれか。2 つ選べ。

2つ選択
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正解: b・d

正答

b、d

この問題のポイント

Eichner C1では咬合支持域が失われているため、残存歯と生理的な顎位情報を組み合わせて咬合高径を決定します。

解説

Eichner分類C1は、上下顎に歯が残存していても対合接触がない状態です。咬合高径を決める際には、下顎安静位から得られる安静空隙を参考にするとともに、残存歯の摩耗や歯冠高径を観察して、以前の咬合高径を推定します。単一の指標だけで決めず、顔貌、発音、嚥下、既存義歯なども総合します。

選択肢の確認

a.顎堤形態
誤り。
顎堤形態は義歯の支持・安定や印象法の選択には重要ですが、咬合高径を直接推定する中心指標ではありません。

b.下顎安静位
正しい。
下顎安静位と咬合位との差である安静空隙は、適切な咬合高径を検討する重要な生理的指標です。

c.舌背の高さ
誤り。
舌背の高さは舌房や人工歯排列の参考にはなりますが、咬合高径決定の基本指標ではありません。

d.残存歯の歯冠高径
正しい。
残存歯の歯冠高径や摩耗状態は、失われる前の咬合高径を推定する手掛かりになります。

e.レトロモラーパッド
誤り。
レトロモラーパッドは主として下顎咬合平面や人工歯排列の高さを決める参考であり、咬合高径の直接的指標ではありません。

覚えるポイント

  • Eichner C1は歯は残るが対合接触がない。
  • 咬合高径は下顎安静位、顔貌、発音、残存歯などを総合する。
  • レトロモラーパッドは下顎咬合平面の参考。

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