116C015|第116回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床口腔外科学

唾石に接する導管でみられる変化はどれか。1 つ選べ。

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正解: c

正答

c

この問題のポイント

唾石による慢性的な機械刺激と閉塞は、導管上皮の扁平上皮化生を起こします。

解説

唾石が導管内に存在すると、唾液流出障害、導管拡張、慢性炎症、上皮傷害が生じます。円柱上皮などの導管上皮は、持続する刺激に適応して重層扁平上皮へ変化することがあります。これが扁平上皮化生です。

化生は、成熟した細胞が環境に適した別の成熟細胞型へ置き換わる可逆的な適応反応です。

選択肢の確認

a.軟骨化生
誤り。唾液腺導管で唾石刺激に対する典型的変化として軟骨化生は選びません。

b.粘液化生
誤り。粘液化生は本問の慢性機械刺激に対する代表的導管変化ではありません。

c.扁平上皮化生
正しい。唾石に接する導管上皮では慢性刺激により扁平上皮化生がみられます。

d.アポクリン化生
誤り。アポクリン化生は乳腺などでみられる形態変化で、唾石周囲導管の典型ではありません。

e.オンコサイト化生
誤り。オンコサイト化生はミトコンドリアに富む好酸性細胞への変化で、加齢などと関連します。

覚えるポイント

  • 唾石は導管閉塞と慢性唾液腺炎を起こす。
  • 持続刺激で導管上皮に扁平上皮化生が生じる。
  • 化生は環境への適応として生じる細胞型の置換。

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