116C063|第116回 歯科医師国家試験 過去問
基礎歯科医学生理・生化学・薬理
高齢者において服薬アドヒアランスが低下する要因となるのはどれか。 3 つ選べ。
3つ選択
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正解: a・b・c
正答
a、b、c
この問題のポイント
高齢者の服薬アドヒアランス低下は、飲み込みにくさ、認知機能、薬剤数と服薬スケジュールの複雑さから考えます。
解説
摂食嚥下障害があると錠剤やカプセルを安全に服用できず、服薬回避や誤薬につながります。認知機能低下では服薬時刻や用量を忘れやすくなります。ポリファーマシーでは薬剤数・服用回数が増え、相互作用や副作用も加わって継続が難しくなります。
処方・調剤の一元管理は重複処方を減らし、服薬支援につながるため、低下要因ではなく改善策です。
選択肢の確認
a.摂食嚥下障害
正しい。摂食嚥下障害は内服困難、むせ、誤嚥を通じて服薬継続を妨げます。
b.認知機能低下
正しい。認知機能低下は飲み忘れ、重複服用、服薬拒否の原因になります。
c.ポリファーマシー
正しい。ポリファーマシーは服薬手順を複雑にし、副作用や相互作用によってアドヒアランスを下げます。
d.薬剤耐性菌の増加
誤り。薬剤耐性菌の増加は感染症治療上の問題ですが、個人の服薬アドヒアランス低下の直接要因ではありません。
e.処方・調剤の一元管理
誤り。処方・調剤の一元管理は重複や複雑さを減らし、アドヒアランス改善に役立ちます。
覚えるポイント
- 嚥下障害・認知機能低下・ポリファーマシーが重要。
- 一包化、服薬カレンダー、剤形変更、介護者支援を検討する。
- 薬剤を一元管理して重複処方を防ぐ。