116C086|第116回 歯科医師国家試験 過去問
基礎歯科医学生理・生化学・薬理
ある薬物60 mg の血中濃度-時間曲線下面積〈AUC〉は、静脈内注射すると、 12 μg・h/mL であり、経口投与すると、6 μg・h/mL であった。 この薬物の分布が1 コンパートメントモデルに従うとき、バイオアベイラビリ ティはどれか。1 つ選べ。
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正解: c
正答
c
この問題のポイント
同じ投与量で比較する場合、絶対的バイオアベイラビリティは経口投与AUCを静脈内投与AUCで割って求めます。
解説
使う公式
バイオアベイラビリティ = 経口投与時AUC / 静脈内投与時AUC × 100
与えられた数値
経口投与時AUC = 6 μg・h/mL
静脈内投与時AUC = 12 μg・h/mL
投与量はいずれも60 mgで同じです。
代入と計算
6 / 12 × 100 = 50%
静脈内投与は全量が全身循環へ到達する基準です。経口投与では吸収不完全や初回通過効果によりAUCが半分になっています。
選択肢の確認
a.18%
誤り。18%はAUC比6/12から得られません。
b.30%
誤り。30%ではなく、経口AUCは静脈内AUCの2分の1です。
c.50%
正しい。6 / 12 × 100 = 50%です。
d.72%
誤り。72%は与えられたAUC比と一致しません。
e.200%
誤り。経口AUCが静脈内AUCの2倍ではないため200%にはなりません。
覚えるポイント
- 同一投与量ならF = AUC経口 / AUC静注。
- 静脈内投与のバイオアベイラビリティは100%。
- 投与量が異なる場合は用量補正が必要。