116D030|第116回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
障害児の歯科治療における行動調整法と障害の組合せで正しいのはどれか。 1 つ選べ。
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正解: a
正答
a
この問題のポイント
障害特性に応じ、理解しやすい感覚経路と予測可能な合図を利用して行動調整法を選びます。
解説
カウント法は、処置開始や終了までを数で予告し、時間や手順を分かりやすくする方法です。視覚障害児では視覚情報が使いにくいため、音声によるカウントが有効です。
フラッディング法やハンドオーバーマウス法は現在の患者中心の行動調整として一般的に推奨される方法ではありません。聴覚障害にボイスコントロールを用いる組合せも不適切です。
選択肢の確認
a.カウント法 視覚障害
正しい。視覚障害児には聴覚情報を用いたカウント法で処置の見通しを与えられます。
b.フラッディング法 自閉スペクトラム症
誤り。フラッディング法は強い刺激へ一気に曝露する方法で、自閉スペクトラム症児の基本的行動調整法としては適切ではありません。
c.トークンエコノミー法 コミュニケーション障害
誤り。トークンエコノミー法は望ましい行動を代用貨幣で強化する方法ですが、コミュニケーション障害との特異的組合せではありません。
d.ボイスコントロール法 聴覚障害
誤り。ボイスコントロール法は声の調子を利用するため、聴覚障害児には効果が限定されます。
e.ハンドオーバーマウス法 知的障害
誤り。ハンドオーバーマウス法は身体的抑制を伴う旧来の方法で、知的障害児への標準的対応ではありません。
覚えるポイント
- 視覚障害では音声・触覚情報を活用します。
- カウント法は処置の見通しを与えます。
- 障害名だけでなく利用可能な感覚経路を考えます。