117A067|第117回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯科放射線学
食事の際の軽度のむせと運動能力の低下を自覚している高齢者に行うのはどれ か。3 つ選べ。
3つ選択
解答・解説を見る
正解: a・b・e
正答
a、b、e
この問題のポイント
軽度のむせと運動能力低下がある高齢者では、口腔機能低下を多面的に評価し、オーラルフレイルを早期に捉えます。
解説
舌圧検査は舌の押しつぶし・送り込み能力、咬合力検査は咀嚼に必要な力を評価します。オーラルディアドコキネシスは「パ」「タ」「カ」などの反復発音回数から、口唇・舌の巧緻性と速度を評価します。
これらは口腔機能低下症の評価項目にも関連します。軽度の段階で機能低下を捉え、口腔訓練、栄養、運動、歯科治療へつなげます。
選択肢の確認
a.舌圧検査
正しい。
舌圧検査は食塊形成・送り込みに関わる舌機能を定量評価し、むせや口腔機能低下の評価に有用です。
b.咬合力検査
正しい。
咬合力検査は咀嚼機能の低下を評価し、食事のしにくさやオーラルフレイルの把握に役立ちます。
c.ポリソムノグラフィ
誤り。
ポリソムノグラフィは睡眠時無呼吸など睡眠障害を精査する検査で、本症例の基本的口腔機能評価ではありません。
d.頭部エックス線規格撮影
誤り。
頭部エックス線規格撮影は顎顔面骨格・歯軸を評価する矯正学的検査で、軽度のむせと口腔機能低下の評価には用いません。
e.オーラルディアドコキネシス
正しい。
オーラルディアドコキネシスは反復構音から口唇・舌の運動速度と巧緻性を評価します。
覚えるポイント
- 舌圧:送り込み能力。
- 咬合力:咀嚼力。
- ODK:「パ」「タ」「カ」で口唇・舌の巧緻性を評価します。