117A076|第117回 歯科医師国家試験 過去問
基礎歯科医学口腔解剖・組織・発生
顔面神経の末梢枝と損傷時の症状の組合せで正しいのはどれか。2 つ選べ。
2つ選択
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正解: b・e
正答
b、e
この問題のポイント
顔面神経の耳下腺内分枝は表情筋を支配します。障害部位から、どの表情運動が低下するかを考えます。
解説
顔面神経は耳下腺内で側頭枝、頰骨枝、頰筋枝、下顎縁枝、頸枝に分かれます。頰筋枝は頰筋、口輪筋周囲などに関与し、障害すると鼻唇溝が浅くなる・消失することがあります。
下顎縁枝は下唇下制筋、口角下制筋、オトガイ筋などを支配し、障害すると下口唇・口角の運動不全が生じ、口唇閉鎖不全につながります。
選択肢の確認
a.頸 枝 味覚障害
誤り。
頸枝は広頸筋を支配する運動枝です。味覚は鼓索神経などが関与します。
b.頰筋枝 鼻唇溝の消失
正しい。
頰筋枝の障害では頰・口輪筋周囲の運動が低下し、鼻唇溝が浅くなる・消失することがあります。
c.頰骨枝 前額の皺消失
誤り。
前額の皺形成は主に前頭筋を支配する側頭枝が担います。頰骨枝ではありません。
d.側頭枝 閉口障害
誤り。
閉口は咬筋、側頭筋、内側翼突筋など三叉神経運動枝支配の筋が担います。顔面神経側頭枝障害ではありません。
e.下顎縁枝 口唇閉鎖不全
正しい。
下顎縁枝障害では下口唇・口角の運動が低下し、口唇閉鎖不全を生じ得ます。
覚えるポイント
- 側頭枝:前頭筋。
- 頰筋枝:頰筋・口輪筋周囲、鼻唇溝。
- 下顎縁枝:下口唇・口角の運動。