117A080|第117回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
舌小帯の短縮で考えられる構音の異常はどれか。2 つ選べ。
2つ選択
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正解: b・e
正答
b、e
この問題のポイント
舌小帯短縮症では舌尖の挙上・前方運動が制限され、舌尖・舌端を使う「サ行」「ラ行」の構音が障害されやすくなります。
解説
「サ」は舌尖・舌端と上顎前歯・歯槽部の狭めを利用する摩擦音です。「ラ」は舌尖を歯槽部付近へ接触させる弾音です。舌小帯が短いと、これらの精密な舌尖運動が困難になります。
母音「ア」や両唇音「パ」「マ」は舌尖運動への依存が小さいため、舌小帯短縮の影響を比較的受けにくい音です。
選択肢の確認
a.「ア」
誤り。
「ア」は母音で、舌尖を歯槽部へ接触させる運動を必要としないため、代表的障害音ではありません。
b.「サ」
正しい。
「サ」は舌尖・舌端による狭めが必要で、舌小帯短縮により異常が生じやすい音です。
c.「パ」
誤り。
「パ」は上下口唇でつくる両唇破裂音で、舌尖運動への依存が小さいです。
d.「マ」
誤り。
「マ」は両唇鼻音で、主な構音点は口唇です。
e.「ラ」
正しい。
「ラ」は舌尖を歯槽部付近へ接触させるため、舌小帯短縮で異常が生じやすい音です。
覚えるポイント
- 舌小帯短縮では舌尖の挙上・前方運動が制限されます。
- 障害されやすいのはサ行・ラ行など。
- 構音だけで手術適応を決めず、哺乳・摂食・舌運動を総合評価します。