117B004|第117回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
下顎左側智歯抜去の際の遠心切開線(別冊No. 1)を別に示す。 適切なのはどれか。1 つ選べ。

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正解: d
正答
d
この問題のポイント
下顎智歯抜去の遠心切開線では、十分な視野を確保しながら、舌側組織と神経を損傷しない方向を選びます。
解説
下顎智歯部の切開は、第二大臼歯遠心部から後方へ延長し、一般に外斜線方向を意識して設計します。舌側へ切り込むと、舌神経損傷の危険が高まります。また、切開線が骨面上に位置し、剝離後に縫合しやすいことも重要です。
画像の確認
実画像では、5候補のうちエの黄色線が下顎第二大臼歯遠心から後上方かつ頰側の外斜線方向へ延び、舌側へ入り込んでいない。他の線は横走、垂直、または反対方向への傾斜であり、安全な遠心切開線としてエを選ぶ正答dを支持する。
選択肢の確認
a.ア
誤り。
図選択肢です。下顎智歯抜去の遠心切開線として正答に設定されていません。外斜線方向と舌側組織の保護を確認します。
b.イ
誤り。
図選択肢です。切開線が舌側へ寄る、または骨面上から外れる設計は避けます。
c.ウ
誤り。
図選択肢です。十分な展開と安全な縫合が得られる遠心切開線かを評価します。
d.エ
正しい。
図選択肢です。第二大臼歯遠心部から外斜線方向へ延長し、舌側組織を避ける原則に合うものとして正答です。
e.オ
誤り。
図選択肢です。過度に頰側または舌側へ偏位する切開線は、展開や創閉鎖、安全性の点で適切ではありません。
覚えるポイント
- 遠心切開線は外斜線方向を意識する。
- 舌側への切開は舌神経損傷の危険を高める。
- 切開線は骨面上に置き、剝離と縫合がしやすい設計にする。