117B006|第117回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
出血傾向を示すのはどれか。1 つ選べ。
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正解: b
正答
b
この問題のポイント
出血傾向は、血小板減少、凝固因子異常、血管障害などで生じます。
解説
急性白血病では、白血病細胞が骨髄内で増殖し、正常造血が抑制されます。その結果、血小板減少による点状出血、紫斑、歯肉出血、抜歯後出血などを認めることがあります。好中球減少による感染、赤血球減少による貧血も同時に生じ得ます。
歯科診療では、歯肉出血が著しい患者や原因不明の紫斑がある患者に対して、血算、とくに血小板数を確認することが重要です。
選択肢の確認
a.心内膜炎
誤り。
心内膜炎では発熱や心雑音、塞栓症状などが中心で、一般的な出血傾向の代表ではありません。
b.急性白血病
正しい。
急性白血病では骨髄で正常造血が抑制され、血小板減少による出血傾向を示します。
c.クレチン病
誤り。
クレチン病は先天性甲状腺機能低下症であり、出血傾向を主徴としません。
d.Basedow 病
誤り。
Basedow病は甲状腺機能亢進症であり、頻脈、発汗、体重減少などが中心です。
e.鉄欠乏性貧血
誤り。
鉄欠乏性貧血では小球性低色素性貧血を呈しますが、通常は血小板減少による出血傾向を主徴としません。
覚えるポイント
- 急性白血病では血小板減少による出血傾向が起こる。
- 歯肉出血、紫斑、点状出血は血液疾患の手掛かりになる。
- 観血処置前には血小板数を確認する。