117B033|第117回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
上顎の歯を栄養する動脈が通過するのはどれか。3 つ選べ。
3つ選択
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正解: a・c・e
正答
a、c、e
この問題のポイント
上顎歯を栄養する動脈は、顎動脈の枝である上歯槽動脈群です。
解説
後上歯槽動脈は翼口蓋窩付近で顎動脈から分かれ、上顎結節部の歯槽孔から骨内へ入ります。前上歯槽動脈と中上歯槽動脈は眼窩下動脈から分かれます。眼窩下動脈は翼口蓋窩から下眼窩裂を通って眼窩へ入り、眼窩下管内を走行します。
したがって、上顎歯への動脈経路として歯槽孔、下眼窩裂、翼口蓋窩が重要です。
解剖のつなげ方
翼口蓋窩を中心に、後方は顎動脈、上方は下眼窩裂、前方は眼窩下管、外側は歯槽孔へつながるイメージを持ちます。
選択肢の確認
a.歯槽孔
正しい。
後上歯槽動脈は上顎結節部の歯槽孔を通って上顎臼歯部を栄養します。
b.正円孔
誤り。
正円孔を通る主な構造は上顎神経であり、上顎歯を栄養する動脈の通路ではありません。
c.下眼窩裂
正しい。
眼窩下動脈は下眼窩裂を通って眼窩へ入り、前上歯槽動脈などを分枝します。
d.蝶口蓋孔
誤り。
蝶口蓋孔は主に蝶口蓋動脈が鼻腔へ入る通路で、上顎歯への主要経路ではありません。
e.翼口蓋窩
正しい。
顎動脈終末部とその枝は翼口蓋窩を走行し、上歯槽動脈群へつながります。
覚えるポイント
- 後上歯槽動脈は歯槽孔を通る。
- 眼窩下動脈は下眼窩裂を通る。
- 翼口蓋窩は顎動脈終末枝が分岐する重要部位である。