117B089第117回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床口腔外科学

23 歳の男性。上顎左側前歯部の疼痛を主訴として来院した。含歯性囊胞と診断 し、埋伏過剰歯抜去・囊胞摘出術を行うこととした。初診時の口腔内写真(別冊 No. 33A)、エックス線画像(別冊No. 33B)及び手術に使用する器具の写真(別冊 No. 33C)を別に示す。 器具を使用する順に並べよ。 解答:①→②→③→④→⑤

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正解: c

正答

c

この問題のポイント

埋伏過剰歯抜去と嚢胞摘出術では、切開、弁の剝離、骨開削、病変・歯の摘出、掻爬・仕上げの順で器具を使用します。

解説

手術はまず粘膜骨膜弁を設計して切開し、骨膜剝離子で弁を剝離します。次に骨を削除して病変へ到達し、埋伏歯と嚢胞を摘出します。最後に嚢胞壁の残存がないか確認し、掻爬、骨縁の整形、洗浄を行って縫合します。

図中器具の使用順は、エ→イ→オ→ア→ウです。

画像の確認

実画像では、エは局所麻酔用シリンジ、イはメス、オは粘膜骨膜弁を剝離する器具、アは両頭の術野操作器具、ウは把持鉗子として判別できる。麻酔後に切開・剝離して病変へ到達し、アによる操作を経て鉗子で摘出するエ→イ→オ→ア→ウの順となり、正答cに一致する。

選択肢の確認

a.c → d → b → e → a(ウ → エ → イ → オ → ア)
誤り。
ウ→エ→イ→オ→アの順では、切開・剝離・骨開削・摘出・掻爬という基本順序になりません。

b.b → d → e → a → c(イ → エ → オ → ア → ウ)
誤り。
イ→エ→オ→ア→ウでは、切開より先に剝離操作を行うなど手術手順が不適切です。

c.d → b → e → a → c(エ → イ → オ → ア → ウ)
正しい。
エ→イ→オ→ア→ウは、切開、剝離、骨開削、摘出、掻爬・仕上げの流れに対応します。

d.c → a → e → b → d(ウ → ア → オ → イ → エ)
誤り。
ウ→ア→オ→イ→エは手術の開始と終了に用いる器具の順序が逆転しています。

e.b → e → a → c → d(イ → オ → ア → ウ → エ)
誤り。
イ→オ→ア→ウ→エでは切開器具が最後となり、適切な手術順序ではありません。

覚えるポイント

  • 口腔外科手術は切開→剝離→骨開削→摘出→掻爬の順で進める。
  • 器具は先端形態だけでなく使用目的で識別する。
  • 嚢胞壁の残存確認と十分な洗浄を行う。

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