117C071|第117回 歯科医師国家試験 過去問
社会歯科公衆衛生・予防歯科
妊婦の歯科的対応で正しいのはどれか。3 つ選べ。
3つ選択
解答・解説を見る
正解: b・c・d
正答
b、c、d
この問題のポイント
妊婦の歯科診療では、必要な予防と治療を避けるのではなく、妊娠時期、体位、薬剤、安全性に配慮して行います。
解説
妊娠中は歯肉炎や齲蝕リスクが変化するため、定期的な歯科検診とセルフケアが重要です。フッ化物配合歯磨剤は局所使用で齲蝕予防に有用です。
緊急処置は妊娠時期を問わず必要に応じて行いますが、計画的な治療は一般に器官形成期を過ぎ、仰臥位低血圧症候群の影響が比較的少ない妊娠中期が行いやすい時期です。局所麻酔は適切な薬剤と用量で使用可能です。
全身管理上の注意点
妊娠後期は長時間の仰臥位を避け、体位調整を行います。薬剤は必要性と安全性を評価し、漫然と投与しません。
選択肢の確認
a.浸潤麻酔の使用は禁忌である。
誤り。
浸潤麻酔は妊娠中も適応と薬剤・用量に配慮して使用でき、禁忌ではありません。
b.定期的な歯科検診が必要である。
正しい。
妊娠関連歯肉炎や齲蝕リスクを管理するため定期的な歯科検診が必要です。
c.フッ化物配合歯磨剤を推奨する。
正しい。
フッ化物配合歯磨剤は妊娠中の齲蝕予防に推奨できます。
d.治療はできる限り妊娠中期に行う。
正しい。
計画的な歯科治療は一般に妊娠中期が実施しやすい時期です。
e.抗菌薬はニューキノロン系を第一選択とする。
誤り。
ニューキノロン系抗菌薬を妊婦の第一選択とはせず、感染症と安全性に応じて適切な抗菌薬を選びます。
覚えるポイント
- 妊婦にも必要な歯科治療を適切に行う。
- 計画的治療は妊娠中期が行いやすい。
- 局所麻酔は一律禁忌ではなく、薬剤と用量を選ぶ。