118A012|第118回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
国際生活機能分類〈ICF〉の構成要素はどれか。1 つ選べ。
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正解: a
正答
a
この問題のポイント
ICFでは、人の生活機能を「病気があるか」だけで捉えず、心身機能・身体構造、活動、参加、環境因子の相互作用として捉えます。
解説
参加は、家庭、学校、職場、地域社会などの生活・社会場面へ関わることを表すICFの構成要素です。
ICFは、旧来のICIDHで用いられた「能力障害」「社会的不利」という否定的な分類を改め、生活機能と背景因子を包括的に評価する枠組みです。環境因子は促進因子にも阻害因子にもなります。
臨床でのイメージ
摂食嚥下障害では、筋力や舌運動だけでなく、食事動作、家族との食卓への参加、介助環境まで評価します。
選択肢の確認
a.参 加
正しい。
参加は、生活・社会場面への関わりを表すICFの主要構成要素です。
b.障 壁
誤り。
環境因子が「阻害因子」として働くことはありますが、「障壁」はICFの主要構成要素名ではありません。
c.能力障害
誤り。
能力障害は旧ICIDHで用いられた用語です。ICFでは「活動」とその制限として捉えます。
d.社会的不利
誤り。
社会的不利も旧ICIDHの用語です。ICFでは社会生活への関わりを「参加」として評価します。
e.日常生活動作
誤り。
日常生活動作は活動を評価する具体的な内容ですが、ICFの構成要素そのものの名称ではありません。
覚えるポイント
- ICFの中心は心身機能・身体構造、活動、参加です。
- 背景因子として環境因子と個人因子を考えます。
- 「能力障害」「社会的不利」は旧ICIDHの用語です。