118A011第118回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯内療法学

急性化膿性根尖性歯周炎骨内期(第2 期)の根管治療の目的はどれか。1 つ選べ。

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正解: b

正答

b

この問題のポイント

急性化膿性根尖性歯周炎では、病期によって処置の重点が変わります。骨内期では根尖周囲に膿が貯留し、内圧が上昇しているため、まず排膿路を確保します。

解説

急性化膿性根尖性歯周炎の骨内期では、感染根管から根尖部へ炎症が波及し、歯槽骨内に化膿性炎症が進行しています。強い自発痛、打診痛、挺出感などがみられます。

根管を開放して根尖方向への排膿路をつくることで、内圧を下げ、疼痛を軽減します。必要に応じて根管から排膿できるようにし、全身症や炎症の拡大があれば抗菌薬も検討します。

治療選択のポイント
急性期は症状の原因となる圧を逃がす処置を優先し、根管形成や緊密な根管充填は炎症が落ち着いてから行います。

選択肢の確認

a.感染源の除去
誤り。
感染源除去は根管治療全体の重要な目的ですが、骨内期の急性症状に対する最優先の目的は排膿による減圧です。

b.排膿路の確保
正しい。
根管を介して排膿路を確保し、根尖周囲の内圧を低下させることが急性期の主目的です。

c.感染経路の遮断
誤り。
感染経路の遮断は根管充填や修復による再感染防止に関係します。排膿が必要な急性期に直ちに封鎖することは適切ではありません。

d.咬合力の負担軽減
誤り。
咬合調整は強い挺出感や咬合痛がある場合の補助処置になり得ますが、根管治療の中心的目的ではありません。

e.アピカルシートの形成
誤り。
アピカルシートは根管形成・根管充填のために形成します。急性炎症と排膿がみられる段階での最優先事項ではありません。

覚えるポイント

  • 骨内期の急性化膿性根尖性歯周炎では排膿と減圧を優先します。
  • 感染源の除去は根管治療全体の目的です。
  • 根管充填は炎症と排膿が収まってから行います。

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