119B028|第119回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯内療法学
マイクロサージェリーによる歯根尖切除法で行うのはどれか。2 つ選べ。
2つ選択
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正解: a・c
正答
a、c
この問題のポイント
マイクロサージェリーによる歯根尖切除では、根尖側約 3 mmを切除し、拡大視野下で マイクロミラーにより切断面を確認します。
解説
歯根尖部には側枝や根尖分岐が集中するため、根尖側約3 mmを切除することで感染源となり得る複雑な根管形態の多くを除去します。切断面は歯軸にできるだけ直角に近くしてベベルを小さくし、露出象牙細管を減らします。
マイクロミラーで切断面の亀裂、未処置根管、イスムスなどを確認し、超音波チップで歯軸に沿った十分な深さの逆根管充塡窩洞を形成します。
選択肢の確認
a.根尖側3 mm で切断
正しい。
根尖側3 mmの切除は、根尖分岐や側枝を除去するための基本的操作です。
b.歯軸に対して45°で切断
誤り。
歯軸に対して45度の大きなベベルは象牙細管の露出面積を増やします。マイクロサージェリーではベベルを小さくします。
c.マイクロミラーによる歯根切断面の確認
正しい。
マイクロミラーで切断面を拡大観察し、亀裂、根管、イスムスなどを確認します。
d.切断面から深さ1 mm の逆根管充塡窩洞形成
誤り。
逆根管充塡窩洞は封鎖性を得るため一般に1 mmより深く形成します。深さ1 mmでは不十分です。
e.尖形裂溝状スチールバーを用いた逆根管充塡窩洞形成
誤り。
逆根管窩洞は超音波チップを用いて歯軸に沿って形成するのが基本で、尖形裂溝状スチールバーを第一選択としません。
覚えるポイント
- 根尖切除量は約3 mmです。
- 切断面のベベルは小さくします。
- マイクロミラーで確認し、超音波チップで逆根管窩洞を形成します。