118A061|第118回 歯科医師国家試験 過去問
24 歳の女性。歯の変色を主訴として来院した。数年前から気になっていたとい う。検査の結果、生活歯の漂白をオフィスブリーチで行うこととした。漂白操作過 程の一部の口腔内写真(別冊No. 17A、B、C)を別に示す。 C で用いた薬剤について正しいのはどれか。2 つ選べ。

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正解: a・b
正答
a、b
この問題のポイント
オフィスブリーチでは、高濃度の過酸化物を含む漂白材を歯面へ塗布し、製品の手順に従って光照射し、反応後は吸引して安全に除去します。
解説
生活歯の漂白では、歯肉保護を確実に行った後、漂白材を歯面へ均一に塗布します。本症例のCで用いる薬剤は光照射により反応を促進するタイプであり、所定時間後には飛散させないよう吸引して除去します。
薬剤は軟組織に触れると化学熱傷を起こす可能性があるため、ラバーダムや光重合型歯肉保護材などで防護します。
医療安全上のポイント
歯肉・口唇・眼の保護、過敏症の確認、薬剤の吸引除去を徹底します。
画像の確認
実画像では、歯肉保護材で防湿した前歯唇面に赤色の漂白材が数mm厚で塗布され、細い金属チップが薬剤表面に近接している。Cの薬剤は光照射して反応させ、処置後に吸引除去するため、正答a・bに対応する。
選択肢の確認
a.光照射する。
正しい。
本操作で用いる漂白材は、製品の使用手順に従って光照射し、漂白反応を進めます。
b.吸引によって除去する。
正しい。
薬剤を飛散させず、軟組織への接触を避けるため、反応後は吸引して除去します。
c.塗布厚さを7 ~8 mm とする。
誤り。
そのような厚い層は必要なく、薬剤の浪費や流出の危険があります。歯面を覆う所定の厚さで均一に塗布します。
d.歯面を強く擦るように塗布する。
誤り。
強い擦過は歯肉保護材の破損や薬剤飛散につながります。歯面へ静かに均一塗布します。
e.歯面を水分で濡らした後に塗布する。
誤り。
歯面の過剰な水分は薬剤の希釈や流出につながります。製品の指示に従い、処置面を適切に管理して塗布します。
覚えるポイント
- オフィスブリーチは軟組織保護が最優先です。
- 本問の薬剤は光照射し、反応後に吸引除去します。
- 薬剤を強く擦らず、均一に塗布します。