118A086|第118回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯科補綴学
47 歳の女性。上顎左側側切歯の欠損による審美不良を主訴として来院した。診 察の結果、ブリッジによる補綴処置を行うこととした。完成したブリッジの写真 (別冊No. 30A)、装着直前に行ったある操作の写真(別冊No. 30B)及びブリッジ装 着後の口腔内写真(別冊No. 30C)を別に示す。 B の操作直後にブリッジに対して行うのはどれか。1 つ選べ。

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正解: e
正答
e
この問題のポイント
装着直前のブリッジ内面に行うサンドブラスト処理の後は、金属表面への化学的接着を高めるためメタルプライマーを塗布します。
解説
接着性レジンセメントで金属を含む補綴装置を装着する場合、内面をアルミナ粒子などで粗面化し、機械的嵌合を高めます。その直後に表面を清浄に保ち、金属種に適合するメタルプライマーを塗布して化学的接着を得ます。
画像の確認
実画像では、接着ブリッジの金属翼内面へ噴射器具で粒子を吹き付け、表面を粗造化している。サンドブラスト直後の金属面にはメタルプライマーを塗布するため、正答eを支える。
選択肢の確認
a.研 磨
誤り。
内面を研磨すると、サンドブラストで得た粗面を失い、接着に不利になります。
b.咬合調整
誤り。
咬合調整は試適時や装着後に口腔内で確認します。内面処理直後の操作ではありません。
c.隣接面接触調整
誤り。
隣接面接触は試適時に確認し、必要なら内面処理前に調整・再研磨します。
d.リン酸エッチング
誤り。
リン酸エッチングは主にエナメル質処理や一部材料の清掃に用います。金属表面への接着促進の中心処理ではありません。
e.メタルプライマーの塗布
正しい。
サンドブラスト後の金属内面へ塗布し、レジンセメントとの化学的接着を高めます。
覚えるポイント
- 金属内面は粗面化後にメタルプライマーを塗布します。
- 内面処理後は唾液や油で汚染しないようにします。
- 咬合・隣接面調整は原則として最終内面処理前に済ませます。