118A089第118回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯科補綴学

バーアタッチメントを用いた可撤性インプラント上部構造を製作することとし た。口腔内写真(別冊No. 33)を別に示す。 オープントレー法の印象操作を実施の順番に並べよ。 解答:①→②→③→④→⑤→印象体の撤去

118A089の問題画像
解答・解説を見る

正解: e

正答

e

この問題のポイント

オープントレー法では、ヒーリングアバットメントを外し、印象用コーピングを固定・連結して印象採得し、トレー撤去前に固定用スクリューを緩めます。

解説

正しい順序は次の通りです。

  1. ヒーリングアバットメントの除去
  2. インプラント体への印象用コーピングの固定
  3. 印象用コーピング同士のレジンでの連結
  4. トレーの圧接
  5. 印象用コーピング固定用スクリューの除去
  6. 印象体の撤去

コーピングをレジンで連結すると、複数インプラント間の位置関係を正確に印象体へ移しやすくなります。オープントレーでは、印象体を外す前にトレー孔から固定用スクリューを緩めます。

医療安全上のポイント
小型スクリューの誤嚥・誤飲を防ぎ、ガーゼによる咽頭保護と器具管理を徹底します。

画像の確認

実画像では、無歯顎の前方部に2本のヒーリングアバットメントが露出している。これを除去し、印象用コーピングの固定・レジン連結・トレー圧接・固定用スクリュー除去の順で進める正答eに対応する。

選択肢の確認

a.d → a → c → e → b(印象用コーピング固定用スクリューの除去 → トレーの圧接 → 印象用コーピング同士のレジンでの連結 → インプラント体への印象用コーピングの固定 → ヒーリングアバットメントの除去)
誤り。
固定用スクリュー除去を最初に行い、ヒーリングアバットメント除去を最後にしており、操作順が成立しません。

b.e → c → a → d → b(インプラント体への印象用コーピングの固定 → 印象用コーピング同士のレジンでの連結 → トレーの圧接 → 印象用コーピング固定用スクリューの除去 → ヒーリングアバットメントの除去)
誤り。
印象用コーピングを固定する前にヒーリングアバットメントを除去する必要があります。

c.d → b → e → c → a(印象用コーピング固定用スクリューの除去 → ヒーリングアバットメントの除去 → インプラント体への印象用コーピングの固定 → 印象用コーピング同士のレジンでの連結 → トレーの圧接)
誤り。
固定用スクリュー除去を印象採得前に行っており、コーピングをインプラント体へ保持できません。

d.e → b → c → a → d(インプラント体への印象用コーピングの固定 → ヒーリングアバットメントの除去 → 印象用コーピング同士のレジンでの連結 → トレーの圧接 → 印象用コーピング固定用スクリューの除去)
誤り。
ヒーリングアバットメントを外す前に印象用コーピングを固定することはできません。

e.b → e → c → a → d(ヒーリングアバットメントの除去 → インプラント体への印象用コーピングの固定 → 印象用コーピング同士のレジンでの連結 → トレーの圧接 → 印象用コーピング固定用スクリューの除去)
正しい。
必要な前処置から固定、連結、印象採得、スクリュー除去まで、オープントレー法の正しい順序です。

覚えるポイント

  • 最初にヒーリングアバットメントを除去します。
  • コーピング固定後に必要ならレジン連結します。
  • 印象体撤去前に固定用スクリューを緩めます。

関連問題

118A088118A090
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)