118B002第118回 歯科医師国家試験 過去問

歯科医学総合総合問題

連用によって身体依存を生じるのはどれか。1 つ選べ。

解答・解説を見る

正解: d

正答

d

この問題のポイント

薬物の身体依存は、反復使用によって身体が薬物の存在に適応し、中止や減量で離脱症状を生じる状態です。オピオイド鎮痛薬で重要です。

解説

フェンタニルは強力なオピオイド鎮痛薬で、主にμオピオイド受容体に作用します。連用すると耐性と身体依存が形成されることがあり、急な中止で自律神経症状、消化器症状、不安、疼痛増悪などの離脱症状が生じ得ます。

身体依存は、薬物を求める行動を中心とする精神依存と同義ではありません。ただし、オピオイドでは両者が問題になる可能性があります。

歯科国試ではここを押さえる
オピオイドは強力な鎮痛作用をもつ一方、呼吸抑制、耐性、身体依存に注意します。

選択肢の確認

a.チアラミド塩酸塩
誤り。
チアラミド塩酸塩は非オピオイド性の抗炎症・鎮痛薬で、連用による典型的な身体依存を生じる薬物ではありません。

b.リドカイン塩酸塩
誤り。
リドカイン塩酸塩は局所麻酔薬です。過量投与では中枢神経症状や循環抑制が問題になりますが、通常の使用で身体依存を形成する薬物ではありません。

c.アセトアミノフェン
誤り。
アセトアミノフェンは解熱鎮痛薬です。過量投与による肝障害には注意しますが、典型的な身体依存は生じません。

d.フェンタニルクエン酸塩
正しい。
フェンタニルクエン酸塩はオピオイド鎮痛薬であり、連用によって耐性や身体依存を生じることがあります。

e.ロキソプロフェンナトリウム水和物
誤り。
ロキソプロフェンナトリウム水和物は非ステロイド性抗炎症薬です。消化管障害や腎機能への影響には注意しますが、身体依存を生じる薬物ではありません。

覚えるポイント

  • フェンタニルはオピオイド鎮痛薬です。
  • オピオイドの連用では耐性と身体依存に注意します。
  • 身体依存では急な中止により離脱症状が生じます。

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