118B039|第118回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
アーチワイヤーを装着中の口腔内写真(別冊No. 11)を別に示す。 この操作の直後に用いるのはどれか。1 つ選べ。

解答・解説を見る
正解: c
正答
c
この問題のポイント
アーチワイヤーをブラケットへ結紮した直後は、余剰の結紮線をピンアンドリガチャーカッターで切断します。
解説
矯正治療では、アーチワイヤーをブラケットスロット内へ位置付け、結紮線で固定した後、余剰部を切断して断端を粘膜から離れるよう処理します。
ピンアンドリガチャーカッターは細い結紮線やピンの切断に適した器具です。
画像の確認
実画像では、マルチブラケット装置へアーチワイヤーを装着し、前歯部で細い結紮線を把持して締めている。この直後に余剰結紮線を切断するピンアンドリガチャーカッターを用いるため、正答cを支える。
選択肢の確認
a.ワイヤーニッパー
誤り。
ワイヤーニッパーは比較的太い矯正用ワイヤーの切断に用います。細い結紮線の口腔内切断には専用器具を用います。
b.バンドリムービングプライヤー
誤り。
バンドリムービングプライヤーは歯に装着された矯正用バンドを撤去する器具です。結紮直後には使用しません。
c.ピンアンドリガチャーカッター
正しい。
ピンアンドリガチャーカッターは、ブラケット結紮後の余剰結紮線を切断するために用います。
d.エラスティックセパレータープライヤー
誤り。
エラスティックセパレータープライヤーは歯間へ弾性セパレーターを挿入する器具です。
e.セーフティーディスタルエンドカッター
誤り。
セーフティーディスタルエンドカッターは、臼歯部遠心側のアーチワイヤー端を切断し、切片を保持する器具です。結紮線切断とは用途が異なります。
覚えるポイント
- 結紮線の切断にはピンアンドリガチャーカッターを用います。
- 遠心端ワイヤー切断にはセーフティーディスタルエンドカッターを用います。
- 器具は切断対象の太さと位置で選びます。