118B041|第118回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
T 細胞が正の選択を受けるのはどれか。1 つ選べ。
解答・解説を見る
正解: a
正答
a
この問題のポイント
T細胞は胸腺で分化し、自己MHCを適度に認識できる細胞が正の選択を受けて生存します。
解説
骨髄由来のT細胞前駆細胞は胸腺へ移動し、胸腺皮質で正の選択を受けます。自己MHCを全く認識できないT細胞は生存シグナルを得られず、死滅します。
その後、自己抗原へ強く反応するT細胞は主に胸腺髄質で負の選択を受け、自己免疫を防ぎます。
免疫学のポイント
正の選択は「自己MHCを認識できるか」、負の選択は「自己抗原へ強く反応しすぎないか」を確認する過程です。
選択肢の確認
a.胸 腺
正しい。
T細胞の正の選択は胸腺、特に胸腺皮質で行われます。
b.骨 髄
誤り。
骨髄は造血とB細胞の分化・選択に重要ですが、T細胞の正の選択を行う場所ではありません。
c.脾 臓
誤り。
脾臓は末梢リンパ器官であり、成熟したリンパ球が血液由来抗原へ応答する場所です。
d.皮 膚
誤り。
皮膚は免疫防御の重要な組織ですが、T細胞の正の選択が行われる器官ではありません。
e.リンパ節
誤り。
リンパ節は成熟リンパ球が抗原提示を受けて活性化する末梢リンパ器官です。正の選択の場ではありません。
覚えるポイント
- T細胞は胸腺で分化します。
- 正の選択は自己MHCを認識できる細胞を残します。
- 負の選択は自己反応性の強いT細胞を除きます。