118B076|第118回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
関節リウマチでみられるのはどれか。2 つ選べ。
2つ選択
解答・解説を見る
正解: d・e
正答
d、e
この問題のポイント
関節リウマチは慢性炎症性自己免疫疾患で、朝のこわばりと**皮下結節〈リウマトイド結節〉**が代表所見です。
解説
関節リウマチでは、手指などの小関節に左右対称性の腫脹・疼痛が生じ、起床時に長く続くこわばりを認めます。長期例や血清反応陽性例では、肘などの圧迫部位にリウマトイド結節がみられることがあります。
顎関節も罹患し、疼痛、開口障害、下顎頭吸収、咬合変化を生じる場合があります。メトトレキサートや生物学的製剤使用中は感染、骨髄抑制、口腔粘膜障害にも注意します。
全身管理上の注意点
頸椎環軸関節亜脱臼がある患者では、診療時の過度な頸部伸展を避けます。
選択肢の確認
a.ばち指
誤り。
ばち指は慢性低酸素血症を伴う肺疾患、先天性心疾患などでみられます。関節リウマチの代表所見ではありません。
b.色素沈着
誤り。
色素沈着はAddison病などで重要な所見です。関節リウマチの典型ではありません。
c.手掌紅斑
誤り。
手掌紅斑は肝硬変、妊娠、内分泌異常などでみられますが、関節リウマチを特徴付ける所見ではありません。
d.皮下結節
正しい。
リウマトイド結節は肘などの伸側・圧迫部位に生じる皮下結節です。
e.朝のこわばり
正しい。
起床時の朝のこわばりは炎症性関節炎である関節リウマチの特徴です。
覚えるポイント
- 関節リウマチは朝のこわばりと左右対称性小関節炎が特徴です。
- 皮下にリウマトイド結節を生じることがあります。
- 免疫抑制薬使用中は感染と骨髄抑制に注意します。