118D004|第118回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
胎生5 週ヒト胚子の頭頸部の模式図を示す。 アから形成されるのはどれか。1 つ選べ。

解答・解説を見る
正解: b
正答
b
この問題のポイント
下垂体は、口腔外胚葉由来のRathke嚢と、間脳由来の漏斗が合わさって形成されます。前葉と後葉の発生由来を区別します。
解説
下垂体前葉は、原始口腔の天蓋から上方へ陥入するRathke嚢に由来します。Rathke嚢は口腔外胚葉由来で、腺性下垂体を形成します。
一方、下垂体後葉は間脳底から下方へ伸びる漏斗に由来し、神経外胚葉由来です。
画像の確認
実画像では、アは口窩の天井から間脳方向へ陥入する外胚葉性の嚢状構造(Rathke嚢)を指している。間脳から下方へ伸びる漏斗とは別の構造として描かれており、この口腔外胚葉由来の部分から下垂体前葉が形成される。
選択肢の確認
a.松果体
誤り。
松果体は間脳の背側部から形成され、Rathke嚢由来ではありません。
b.下垂体前葉
正しい。
下垂体前葉はRathke嚢から形成されます。口腔外胚葉由来であることが重要です。
c.下垂体後葉
誤り。
下垂体後葉は間脳底の漏斗から形成され、神経外胚葉由来です。
d.甲状腺
誤り。
甲状腺は原始咽頭底の甲状腺原基から下降して形成されます。
e.副甲状腺
誤り。
副甲状腺は主に第3・第4咽頭囊の上皮から形成されます。
覚えるポイント
- 下垂体前葉はRathke嚢由来です。
- 下垂体後葉は間脳底の漏斗由来です。
- 甲状腺と副甲状腺は咽頭領域の別の原基から発生します。