119A033|第119回 歯科医師国家試験 過去問
社会歯科法規・医療制度
持続可能な開発目標〈SDGs〉の目標3「すべての人に健康と福祉を」のターゲット に掲げられるユニバーサル・ヘルス・カバレッジ〈UHC〉を、我が国が達成してい るとする根拠はどれか。2 つ選べ。
2つ選択
解答・解説を見る
正解: c・d
正答
c、d
この問題のポイント
UHCは、すべての人が必要な保健医療サービスを、経済的困難を伴わずに利用できる状態です。
解説
ユニバーサル・ヘルス・カバレッジでは、予防、治療、リハビリテーションなど必要なサービスへのアクセスと、医療費による経済的破綻を防ぐ仕組みが重視されます。日本の国民皆保険制度は医療へのアクセスと費用保障の基盤です。
また、公費による予防接種は、所得にかかわらず予防サービスへアクセスできる仕組みとしてUHCを支えます。教育、受動喫煙対策、バリアフリーも健康に重要ですが、設問で問うUHC達成の直接的根拠とは異なります。
選択肢の確認
a.普通教育を義務化している。
誤り。
普通教育の義務化は教育へのアクセスを保障しますが、保健医療サービスへの普遍的アクセスを直接示す根拠ではありません。
b.飲食店での喫煙を禁止している。
誤り。
受動喫煙対策は健康増進に重要ですが、必要な保健医療サービスと経済的保護を保障するUHCの直接的根拠ではありません。
c.国民皆保険制度を導入している。
正しい。
国民皆保険制度により、国民が公的医療保険を通じて必要な医療へアクセスできることはUHCの重要な基盤です。
d.予防接種を公費で負担している。
正しい。
予防接種を公費で負担する仕組みは、経済状況に左右されず予防サービスを受けられる体制としてUHCに寄与します。
e.公共施設内のバリアフリーを推進している。
誤り。
公共施設のバリアフリーは社会参加とアクセシビリティ向上に重要ですが、UHC達成を示す中心的な医療保障制度ではありません。
覚えるポイント
- UHCは医療へのアクセスと経済的保護を両立する考え方です。
- 日本では国民皆保険制度が重要な基盤です。
- 公費による予防サービスも普遍的な保健医療に寄与します。