119B015|第119回 歯科医師国家試験 過去問
社会歯科公衆衛生・予防歯科
咬耗の原因となるのはどれか。2 つ選べ。
2つ選択
解答・解説を見る
正解: a・e
正答
a、e
この問題のポイント
咬耗は歯と歯の接触によるTooth wearです。ブラキシズムと、研磨不良の硬い対合修復物による接触が原因になります。
解説
咬耗は咬合・滑走運動で歯面同士が接触し、機械的に歯質が失われる現象です。睡眠時・覚醒時ブラキシズムでは接触頻度と力が増え、咬合面や切縁の平坦化、ファセット形成が進みます。
対合するモノリシックジルコニア表面が粗い場合も、天然歯を強く摩耗させることがあります。咬合調整後は十分に研磨し、表面粗さを小さくすることが重要です。
選択肢の確認
a.ブラキシズム
正しい。
ブラキシズムでは歯同士の反復接触が増え、咬耗の代表的原因になります。
b.フッ化物での洗口
誤り。
フッ化物洗口は齲蝕予防に用いられ、咬耗の原因ではありません。
c.強圧でのブラッシング
誤り。
強圧でのブラッシングは歯ブラシによる摩耗、特に歯頸部の擦過性欠損に関係します。歯同士の接触による咬耗とは異なります。
d.頻回な部分床義歯の着脱
誤り。
部分床義歯の頻回な着脱はクラスプ接触部などの摩耗に関係する可能性がありますが、典型的な咬耗の原因ではありません。
e.対合関係にあるモノリシックジルコニアクラウンの研磨不良
正しい。
研磨不良で粗いモノリシックジルコニアクラウンが対合すると、天然歯表面の摩耗を促進し、咬耗の原因になります。
覚えるポイント
- 咬耗は歯と歯の接触による歯質喪失です。
- ブラキシズムは代表的原因です。
- ジルコニアは硬さだけでなく表面粗さが対合歯摩耗に影響します。