119B037|第119回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
待合室で全身けいれん発作が生じ意識が消失した。 まず行うのはどれか。1 つ選べ。
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正解: a
正答
a
この問題のポイント
全身けいれんで意識を失ったときは、原因診断より先に 気道確保を行い、呼吸と循環を評価します。
解説
けいれん中は患者を安全な場所に寝かせ、周囲の危険物を除き、頭部を保護します。けいれんを無理に止めず、口腔内へ器具や指を入れません。発作後は舌根沈下や分泌物による気道閉塞に注意し、気道を確保して呼吸を確認します。
発作が長時間持続する、反復する、回復しない場合は救急要請を行い、酸素投与、モニタリング、薬物治療の準備へ進みます。
選択肢の確認
a.気道確保
正答。まず行います。
気道確保は意識消失時に最優先で行い、続いて呼吸と循環を評価します。
b.胸骨圧迫
この時点で行う処置ではありません。
胸骨圧迫は呼吸がなく脈拍を触知しない心停止時に開始します。けいれんだけを理由に行いません。
c.身体抑制
この時点で行う処置ではありません。
身体を強く抑制すると外傷を生じるため、けいれん中に無理な身体抑制を行いません。
d.静脈路確保
この時点で行う処置ではありません。
静脈路確保は必要になることがありますが、まず安全確保と気道・呼吸・循環の評価を行います。
e.開口器の挿入
この時点で行う処置ではありません。
開口器を挿入すると歯や軟組織の損傷、誤嚥、救助者の咬傷につながるため行いません。
覚えるポイント
- けいれん時は安全確保とABC評価を優先します。
- 口に物を入れず、無理に押さえつけません。
- 発作時間と意識回復を観察します。