119C060|第119回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯科補綴学
固定性ブリッジ製作中の口腔内写真(別冊No. 20)を別に示す。 適切なポンティック基底面形態はどれか。2 つ選べ。

2つ選択
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正解: c・e
正答
c、e
この問題のポイント
提示された固定性ブリッジでは、欠損部の部位と清掃性・審美性を考慮し、偏側型とリッジラップ型が適切です。
解説
ポンティック基底面は、残存顎堤との接触範囲、清掃性、審美性、舌感、咬合力を考えて選択します。偏側型は頰側または唇側で顎堤に接触し、舌側を離して清掃しやすくする形態です。
リッジラップ型は顎堤をまたぐような外観を与え、審美性を得やすい一方、接触面を過大にすると清掃性が低下します。画像上の欠損部位と顎堤形態に応じて適応を判断します。
画像の確認
実画像では上顎前歯部に長い欠損顎堤があり、両側支台歯間へ審美的な固定性ポンティックを配置する状況である。前歯部では唇側からは顎堤へ接して見え、舌側は清掃できる偏側型またはリッジラップ型の基底面が適する。
選択肢の確認
a.鞍状型
誤り。
鞍状型は顎堤を広く覆い、清掃が困難で粘膜炎を起こしやすいため一般に避けます。
b.船底型
誤り。
船底型は舌側・頰側形態や欠損部位によって用いられますが、設問では、本症例で選ぶ形態ではありません。
c.偏側型
正しい。
偏側型は審美側で顎堤に接触し、反対側を開放して清掃性を確保します。
d.離底型
誤り。
離底型は顎堤から離して清掃性を高めますが、審美性が必要な部位には適しにくい形態です。
e.リッジラップ型
正しい。
リッジラップ型は顎堤に沿った自然な立ち上がりを得られ、本症例の部位で適応となります。接触範囲は必要最小限にします。
覚えるポイント
- ポンティックは審美性と清掃性の両立を考えます。
- 鞍状型は広い粘膜接触のため避けます。
- 偏側型は舌側を開放して清掃しやすくします。