Y2023M04E1Q12|第2023年4月公表(第一種) 第一種・第二種衛生管理者免許試験 過去問
第一種労働衛生(有害業務)空気中の有害物質
次の化学物質のうち、常温・常圧(25℃、1気圧)の空気中で蒸気として存在するものはどれか。ただし、蒸気とは、常温・常圧で液体又は固体の物質が蒸気圧に応じて揮発又は昇華して気体となっているものをいうものとする。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
有害物質が空気中に存在するときのガス、蒸気、粉じんの区別が問われています。25℃、1気圧でその物質自体が液体または固体かを先に判断します。
解説
蒸気は、常温・常圧で液体または固体の物質が、揮発または昇華して気体になったものです。アクリロニトリルは25℃、1気圧で液体であり、揮発した成分は蒸気として存在します。
一方、塩化ビニルとエチレンオキシドはこの条件で気体なので、分類はガスです。ジクロロベンジジンと二酸化マンガンは固体で、作業環境では主に粉じんとして問題になります。
化学物質管理のポイント
SDSの「物理的及び化学的性質」で、物理状態、沸点、蒸気圧を確認します。発散状態によって必要な局所排気装置や呼吸用保護具が異なります。
選択肢の確認
1.塩化ビニル
誤り。
沸点が25℃より低く、常温・常圧では気体です。この条件では蒸気ではなくガスとして扱います。
2.ジクロロベンジジン
誤り。
常温で固体であり、一般の作業環境では粉じんへのばく露防止が中心になります。
3.アクリロニトリル
正しい。
常温・常圧で液体で、蒸気圧に応じて揮発した成分が蒸気となります。
4.エチレンオキシド
誤り。
沸点が25℃より低く、常温・常圧では気体です。したがってガスに分類します。
5.二酸化マンガン
誤り。
常温で固体であり、作業中に飛散する場合は主に粉じんとして扱います。
覚えるポイント
- 常温で液体または固体から気体になった成分が蒸気です。
- 塩化ビニルとエチレンオキシドは常温でガスです。
- アクリロニトリルは常温で液体で、揮発したものが蒸気です。